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ポータブルオーディオを中心にガジェット関連のことを書いていきます

EPSON scanがWindows10で認識しない件

EPSON scan

 EPSONのスキャナー付プリンタ複合機でPC上からスキャナー機能を使い、スキャンしたーデータをPC上のPDFやJPEGに取り込むソフトウェアです。
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 結構、久しぶりに使おう、と思って起動しましたが、スキャナーを認識できない、というメッセージが出て、EPSON Scanが起動しませんでした。前、使えていたのはWindows10にバージョンアップする前だったので、恐らくバージョンアップの影響だろう、ということでアプリの再インストールして見ましたが、状況は変わりません。

使用機種・使用環境について

 私が使っているのは、EPSON EP-805AWという機種です。

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 2014年くらいに購入した、まだ比較的新しい機種です。プリンタとPCの接続はWi-fi接続によるワイヤレス接続です。以前は、この環境でEPSON scanもWi-fi接続で使えたのですが、使えなくなっていました。

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 印刷はできるので、EP 805AWを認識していないわけではないですし、ましてや電源が入っていないわけではありません。

 この件を解決できたので、そのときの方法を書いておこうと思います。もし、おなじような症状でお困りの方は、試してみてください。但し、あくまで自己責任でお願いします(^^;)。

 EPSON Scanの完全アンインストール

 「EPSON Scanメンテナンスユーティリティ」を下記のリンク先からダウンロードして「EPSON Scanを完全に削除する」を実行します。

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EPSON Scanの設定」を起動する

 EPSON Scanを再インストールして、「EPSON Scan」と共にインストールされる「EPSON Scanの設定」を起動してください。

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 私のケースでは、完全に削除後に再インストールしても、やっぱりEPSON Scanは起動しませんでした(最初と同じエラーメッセージがやっぱり出る)。そこで、「EPSON Scanの設定」を起動して、スキャナーのIPアドレスを直接入力します。上記画面はすでにIPアドレスを入力した後ですが、当初は「更新」を押しても、スキャナーを自動認識することはありませんでした。そこで、「追加」ボタンを押して、手動でスキャナーのIPアドレスを入力してやると、うまく認識してくれました。

スキャナーのIPアドレスを知る方法

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 IPアドレスは、複合機本体の「セットアップ」「ネットワーク設定」から上記の診断レポートを印刷することができます。

 

JH-Audioの新製品イヤホン発表!!

Astell&KernのIRIVERとのコラボで魅力的なユニバーサル・イヤホンを発売しているJH-Audioから新製品の発表がありました。

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その名は、Michelle(ミッシェル)!!

これまでのユニバーサル・イヤホンも全て女性の名前が付けられてきており、4姉妹、とか呼ばれているので、その末っ子誕生で5姉妹、といったところでしょうか?

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BAドライバ3基の3way3driverの構成のようです。音道管はhighとmid,lowの2本でしょうか。

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筐体は最近流行りの3Dプリンタによる形成品のようです。樹脂製ということでしょう。上の4姉妹は第2世代で金属筐体なので、そこは違うようです。

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今回のイヤホンケースは、これまでの金属ケースから革製のようです。これもなかなかよさそうです。Astell&Kernとのコラボ商品なので、ケーブルもこれまで通り、3.5mmアンバランスと2.5mmバランスの2本が付属です。ケーブルはカスタムIEMで一般的な2pinコネクタです。

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ケーブル本体は、ケブラー芯線を銀線・銅線で巻き付けた、いわゆるハイブリットケーブルのようです。これも最近の流行りです。

 us価格で$499です。日本での価格や発売日はまだのようですが、楽しみです。

iPhoneアプリSuicaチャージでチャージができない!!

 今日は10月25日です。
(この画面は私の携帯の画面とは関わりのない画面です)

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 チャージ残高が少なくなっていたので、いつもの通り、ログインしてチャージしようとしたのですが、チャージ画面でいつも通り「CHARGE」ボタンを押しても、「通信ができません、通信環境の良い場所で再トライして下さい」みたいな、メッセージが出て、チャージできません。

 通信環境って……。iPhoneの他の機能は何の問題もなく使えているって。何いってんの?と、思って戸惑っていましたが、そう言えば、朝のニュースで、

  • 今日からApple PayによるSuicaサービスが開始

と言っていました。ははーん、なるほど。これだな。きっと、Suicaサーバー(そんな名前ではないと思うけど)にアクセスが集中しているのだな。と、いうことで、朝のチャージはあきらめて、昼頃になって、再チャレンジしてみたら、案の定、いつも通りにチャージすることができました。

 ネットニュース見てみたら、

ということで、「Apple PayのSuicaサービス開始によるアクセス集中で25日朝からチャージ機能が一時的に使用できなくなっている」のだそうです。モバイルSuicaのみの障害で通常のICカードでは影響ないそうですが、モバイルSuicaオートチャージ機能を設定している人でたまたま残高不足になっている人は、入場できても出場できない(改札で止められる)になってしまったことでしょう。

 この騒動に巻き込まれてしまった方には、ただ迷惑な話ですが、それだけiPhoneSuicaを使う人がいた、ということでしょうか?

スマホのFericaがうまく読み取れない件について

スマホのFericaが読み取れなく問題

 iPhone6からのiPhoneユーザーな私ですが、それ以前は、andoroidユーザーでした。ほとんどがXperiaでしたが、5台くらい乗り換えて来ました。全て「おサイフ携帯」機能はついていたので、モバイルSuicaEdyを使っていましたが、iPhone6に切り替えする前に使っていたXperia Z3のときに、ある日から急にFericaの反応が悪くなりました。モバイルSuicaで改札を通過するときも、一度でなかなか通れずに何回かで反応することが度々発生したり、コンビニでも同じようになかなか反応してくれず、と言う状態に陥ったことがありました。

 ググって調べてみると、同じような症状で困っている人が結構いることが分かりました。これについては技術的に原因追及しようとしても、スマホ(携帯キャリア)側・Ferica側共に、「原因は相手側だ」と言われて、解決が進まないことも、それらの方々に共通した問題のようでした。中には、スマホを分解して、Fericaアンテナを確認して、アンテナ配線が外れかかっていることを突き止めた猛者もいましたが、一般的なユーザーには自力でそうした技術的な解決は望めませんし、頼るべき相手もいない、というのが現実のようです。

 今回、自分がそういう症状に遭遇して、色々調べてみた結果としては、

  • Fericaはある一定の割合で反応が悪い個体が存在する技術である

というものでした。スマホに組み込みされた機能としてのFericaにそうした個体差があるのは、困った問題です。組み込みされているので、調子が悪いからといって、換えることができない(また、キャリア側もそうした対応を基本的にしない)ですから。そういう意味では、今、私がやっているパソリを使ったiPhoneでのSuica運用は、リーダー側もカード側も簡単に変更できる、ので、そうしたリスクには強い方法だと思っています。せっかくiPhone7に換えて、Suica利用したとして、その個体がたまたま調子の悪い個体で、うまく反応してくれない、となると悲しいことになってしまうので。

 iPhone7でのSuica利用が、いよいよ今月末から開始されますが、そのようなことが起きないことを祈るばかりです。私自身は、当分、iPhone6sでいくつもりなので、その辺りはしばらく様子見です。モバイルSuica対応もあり得るかもしれないですし。

iPhone6sでSuica, EX-IC運用【運用編】

結局、どういうことなのか?

 設定編で出来るようになったことは、まとめると、こういうことです。

  •  SuicaとEX-ICを重ねて財布に入れて、在来線の改札や新幹線の改札をタッチ&ゴーで通過できるものに、さらにパソリを重ねておけば、いつでもiPhoneからSuicaの残高確認とチャージができる。

 別に新幹線のクイックアクセスなんかは、ブラウザでIDとパスワードを記憶する機能を使えば、わざわざ、EX-ALARMみたいなアプリを入れる必要はないし、ましてや、パソリは全く必要ないわけで、結局、新たに出来るようになったことは、Suicaの残高確認とチャージだけ、といってしまえば、確かにそれだけのことです。しかも、そのためには、面積はSuicaと同じでも厚みは約6倍(5.7mm)のパソリを一緒に持ち歩くのは、無理。という話ももっともなことです。

財布と小銭入れの分割運用

 SuicaやEX-ICの話からは少しそれますが、私は結構前(10年くらい?)から財布と小銭入れを別々に持つようにしています。普段、それこそズボンの後ろポケットに入れて持ち歩くのは小銭入れだけで、財布は鞄の中。ということを実践してきました。これは、

  • 財布を常に持ち歩くと、財布か型崩れするし、なかに入っているカード類も損傷を受けてしまう。特に小銭が一緒に入っていると、小銭がカードに損傷を与えてしまう。
  • 長財布を使っているので、そもそもポケットに入れて常に持ち歩く、ということに適していない。

というような理由からです。私はiPhone6からiPhoneユーザーになりましたが、それまでは(andoroid2.3の時代から)長らくandoroidユーザーでした。その決定的な理由が「おサイフ携帯」機能です。モバイルSuicaも使っていましたし、Edyも使っていました。それでも、ちょっとしたお出かけでもどうしても財布を置いていくことができず、わずらわしく思っていました。免許証やクレジットカードなんかも必要となると、どうしても財布が必要になるので、

  • 小銭以外でも免許証や主要なカードもまとめた形で財布とは別で持てるようにならないか?

と思っていました。

bellroy(ベルロイ)社のElements Phone Pocket

  そんなときにLoftでたまたまであったのが、bellroy社のElements Phone Pocketというシリーズの商品です。
(Elements Phone Pocketとパソリ並べてみました)

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 私が今使っているのは、このシリーズの中でもiPhone5用のものです。iPhone6/6s用や6/6sPlus用というのもありますが、私はiPhoneを入れるために買った訳ではないので、サイズ的にiPhone5用を購入しました。上の写真ではパソリと並べていますが、本体の大きさはちょうどiPhone6と同じくらいです(重ねるとほぼピッタリ)。カタログ上の外形寸法は、14.1cm×8.5cmです。カタログ上に厚みは記載されていませんが、実物測定した結果では2.3cmでした。

 この商品の詳細は、bellroy , Elements Phone Pocketでググってもらえば、すぐ分かると思いますが、他にもなかなか面白い商品があるので、一度見てみると面白いと思います。Elements Phone Pocketの特長の1つに、

  • シッパー部は止水構造になっており、かつ本体革部にも防水・撥水の特殊加工が施されていて、雨に濡れても大丈夫

というものです。普段使いでの取り回しを考えると、さすがに雨にずぶ濡れ、というのは無くても、雨に当たってしまったり、濡れた手で触ってしまうことは充分あり得るわけですが、Elements Phone Pocketなら、革製品にありがちなデリケートさは一切ないので、容赦無く使うことができます。

 Elements Phone Pocketに以下のように収納しています。

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 この商品は中央のカード&simmカードホルダーを兼ねたセパレータで大きく左右に分けられているので、その右側に、今回のパソリ・Suica・EX-ICやその他のカード類を納めて、左側は小銭入れスペースとして広く使っています。そのため、小銭の出し入れはしやすいですし、見通しもよいです。

 これで、このElements Phone Pocketを改札にかざすだけで、在来線でも新幹線でも通過することができますし、iPhone側のアプリでいつでも残高確認&チャージができます。また、ここに主要なカードや小銭も入っているので、ちょっとしたお出かけなら、財布を持つこと無く、これだけで充分です。iPhone6sと重ねるとちょうどぴったりのサイズで一体感があり、非常に便利です。これのおかげで、andoroidから離れて、iPhoneに移行することができました。

 こういう使い方をするかどうかは別にしても、bellroyの商品はガジェット好きウケするギミックが搭載された商品があるので、是非、一度ググってみて下さい。

iPhone6sでSuica, EX-IC運用【設定編】

iPhone7とSuica

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 iPhone7が発売になって、iPhoneでのSuica利用がついに実現しました!!私もiPhone6sユーザーで仕事柄出張も多いので、いわゆる「モバイルSuica」がiPhoneでも使える?と思って少し期待してしまいましたが、結果としては、単純に「モバイルSuica」をiPhoneに移植する、ということではなく、機能的にはSuicaiPhone側に取り込める、というもので、iPhoneケースに重ねてSuicaを入れていたのと、そう変わらない機能でした(登録したクレジットカードからのチャージができるので、その点はSuicaカードを重ねる運用ではできないことではありますが)。

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 特に出張で新幹線を利用する機会が多いので、「モバイルSuica」のEX-IC連動は非常に便利な機能ですが、それは使えないです。その内、JR東日本iPhone版「モバイルSuica」を出してくれるんでしょうか?期待薄ですが…。

  そこで!!私が今、実践しているSuica & EX-IC+iPhoneで連携して運用の方法について紹介したいと思います。この方法なら、

  1. iPhoneからSuicaの残高照会ができる
  2. iPhoneからSuicaのチャージができる
  3. iPhoneからEX-IC予約ができる

準備するもの

 この運用を実現するにために、準備するものがあります。

  1. SONYbluetooth接続対応ICカードリーダー「パソリRC-S390」
    今回の要となるアイテムです。

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  2. Suica機能付Viewカード

    おすすめは「ビックカメラSuica」です。ビックカメラのポイントカードを兼ねたカードです。年会費500円かかりますが、1回/年以上のビックカメラでのカード利用で年会費は無料になります。私は愛知県在住ですが、名古屋駅西店があるのでそこで作りました。
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  3. EX-ICカード
    当たり前ですが、必要です。それも法人契約のものではなく個人契約で。

iPhone設定

 パソリユーティリティのインストール

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 App Storeからインストールして、パソリとbluetooth接続設定を実施して下さい。(詳細はパソリの設定マニュアル等確認して下さい)接続が完了して、パソリアプリを立ち上げると以下のメイン画面が現れます。

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 画面上部にパソリとの「接続完了」が表示され、パソリのバッテリー残量も表示されています(緑色の半円ゲージ、残量が少なくなると、半円が3分の1ずつ減り、色も黄色→赤色と変化していきます)。バッテリーはfull充電状態から1.5~2カ月くらいは、ずっと電源入れっぱなしでも持ちます。
 この状態でパソリの上にSuicaを置いて、Suicaアイコンをクリックすると

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このように残高と利用履歴を確認することができます。

Suicaチャージのインストール

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 App Storeからインストールします。
 インストール後、メニューからまずパソリ設定をして下さい。その後で、Suicaカードが登録できるようになります。前述した通り、ここで登録できるのはSuicaカード機能付Viewカードだけです。また、入手したViewカードでMy JR-EASTの会員登録も必要です。
 余談ですが、Suica機能付ViewカードでMy JR-EAST会員の登録をしておくと、パソリリーダ機能付のパソコン(あるいはUSB接続の外付パソリリーダ/ライター)があれば自宅のPCからSuicaチャージもできます。JR東日本管内にお住まいの方であれば、オートチャージ機能があるので、自分でわざわざチャージすることもないかも知れませんが、管外だとこの機能は結構便利です。しかし、残念ながら、今回用意したパソリはPCとUSB接続してもリーダー/ライターとしては使用できません。充電できるだけです。
 Suicaカードの登録が完了すると、ログイン画面が現れます。そこで、My JR-EAST会員のIDとパスワードを入力すると、残高表示画面が現れます。

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 CHARGEをクリックすると、チャージ画面に移行して金額を指定してチャージすることができます。以上で、Suicaカードの残高確認と利用履歴確認、そしてチャージができるようになりました。

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EX-ALARMのインストール

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 同じくApp Storeからインストールです。インストールできたら、アプリを起動するとメイン画面が開きます。

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 右下の設定でエクスプレス予約会員の会員IDを入力しておくと、メイン画面の中央下のクイックアクセスから会員ID入力なしでパスワードのみの入力で予約画面に移行できます。エクスプレス予約自体は、ブラウザから利用できますが、いちいち会員IDを入れる必要があるので、あと、新幹線アイコンをクリックして予約できる方がスマートなので、このアプリを利用しています。アラームとしては使ったことはありませんが…。

  以上で準備完了です。これで、パソリ+Suica+EX-ICを重ねて財布に入れておけば在来線+新感線は財布をかざすだけで通過できて、かつ、いつでもiPhoneから残高の確認・チャージ・新幹線の予約ができます。

DENON AH-GC20について(2)

 昨日に続いての、DENON AH-GC20です。

 このヘッドホンは、bluetoothによるワイヤレス接続とノイズキャンセリング機能の2つの機能があります。もちろん、有線接続による普通のヘッドホンとしても使えます。bluetooth接続とノイズキャンセリング機能の両方使った状態で最大20時間使えるそうです。実際、20時間使い切ったことはありませんが、6時間程使って、残り70%だったので、大体20時間ということになると思います。

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 ちなみにバッテリー残量は、iphoneに接続すればバッテリウィジットから見ることができます。bluetooth接続ボタンとノイズキャンセリングボタンは別々で、それぞれに機能のon/offができます。

 肝心の音質についてですが、まず、ノイズキャンセリングですが、これは他のレビューにも書かれている通り、それほど強いノイズキャンセリングではありません。BOSESONYノイズキャンセリングに比べると、非常に緩やかな効き方です。その分、ノイズキャンセリング特有の違和感はあまり感じません。ノイズキャンセリングをonにすると低音が強くなる、というレビューを結構見かけましたが、私の印象はむしろ逆で、ノイズキャンセリングをoffの状態では低音がブーミーな感じで強すぎるしぼやけている気がします。ノイズキャンセリングをonにすると低音がちょうどいい量感になって、輪郭もはっきりする感じです。それを低音が強くなる、といえば、そうなるのかも知れませんが、むしろピンぼけしていた音像のピントが、バシッと合う、みたいに感じます。ノイズキャンセリングで低音側が比較的影響を受けやすくて、ノイズキャンセリングonでちょうど良い量感・音像にするために、offの状態は多めで音像もぼやけるのかな、とも思います。そういう意味で、このヘッドホンを使う場合は、有線・無線に関わらず、ノイズキャンセリングはonで運用すべきだと思っています。

 bluetooth接続についてですが、ちなみにAK70で接続すると、接続した直後にapt-Xで接続されていることを示すメッセージが画面に出ます。

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bluetooth接続では、スペック的にはCD音源レベルまでは音質劣化なく転送できる(apt-Xの場合)訳ですが、実際聴いてみると、本当にいい音です……。とはいえ、やはり有線接続と比べると、認識できる違いはあります。ただ、その差はそれほど大きくありません。むしろ、ワイヤレスという取り回しのよい状態で聴ける快適さの方が勝るくらいの違いでしかありません。充分です。ワイヤレス接続も本当に音質が向上しました。これでさらに、apt-X HDになったら……、と考えるとワクワクしてしまいます。本当にワイヤレスメインでの運用でも充分だと感じています。

 むしろ、音質については、有線・無線での違い、というよりも、sony, audio-technicaに代表されるような、最近のハイレゾ対応ヘッドホンのキラキラした押しの強い音とは一線を画した、一歩引いた柔らかさのある、包み込むような優しい音が、すごくいいです。それでいて、タイトで量感のちょうど良い(あるいは控えめな)低音もしっかり感じられます。こういう低音を感じられるのが、イヤホンではなくてヘッドホンを使うことの一番のメリットだと思っているので、そういう意味ではヘッドホンで音楽を聴くことの良さをストレートに感じさせてくれるヘッドホンだと思います。

 これをいい音と感じられるか、物足りないと感じるか、そこで評価が別れると思います。気になった方は、是非、一度試してみて下さい。でも、この音の良さはしばらく聴き込んでみないと感じることができないかも知れません。

 また、このヘッドホンを気に入っている、もうひとつの理由は「着け心地」です。厚みのあるイヤーパッドは非常に柔らかくて、装着したときのしっかり包み込まれる感じが快適な装着感を生み出しています。

 apt-X HDが気になる所ですが、しばらくはこのヘッドホンで行きたいと思っています。おすすめです。