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SHURE SE846でおすすめのリケーブル

ケーブルの巻きグセ

 高級線材を使ったリケーブルは比較的ケーブルが硬めのものが多いです。2芯4芯ものによっては8芯をより合せた構造になっているので、iPhone付属のイヤホンのようなケーブルと比べると硬くなります。そうなるとどういう現象が起きるかというと、プレイヤーにつないでイヤホンを装着すると、イヤホンからプレイヤーの間でケーブルがクルクルと巻きが残ってしまいます。これが結構、ポータブル利用では邪魔臭くて見た目もイマイチです。理想的には、巻きグセがつかなくて、取り回しすると自重で垂れ下がる状態です。

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 私がこれまで使ってきたリケーブルの中で、こういう状態になったのは、JH-AUDIOの4姉妹(ロクサーヌⅡやロージー等)に付属のMOON AUDIO社製ケーブルです。これは、ケーブルのみの販売もされていますが、コネクタがJH-AUDIO専用になっているので、SE846には使えません。

 Fidue MMCX 2.5mmケーブル

 そういうわけで、今使っているのはFidue(フィドゥー)のケーブルです。

www.e-earphone.jp

 このケーブルは元々Fidue A83というイヤホンに付属のケーブルのようです。実際、ケーブルの左右分岐部の金属パーツには「A83」と書かれています。現状では、A83の仕様変更でケーブルは専用品になってしまったので、今後、MMCXのこのケーブルの販売が継続されるかどうか、心配ですが。

 線材自身は7Nグレードの無酸素銅に銀メッキ、という価格の割には結構よいものを使っています。実際、1万円未満の価格帯の他のリケーブルと比べると、音の変化がはっきり分かります。音の変化や使っている線材を考慮すると、価格的には2万円前後ものにもひけを取らないと思います。コストパフォーマンスが高いです。

 また、このケーブルのイヤホンコネクタ部分は、少し曲がっている形状で、SHURE掛けしたときのケーブルの取り回しがスムーズでフィット感が増します。また、耳掛け部はワイヤー入りなのでしっかりホールドさせることができます。耳掛け部は、このケーブルやSE846付属のケーブルのように、ワイヤー入りのもの、beat audioのケーブルのように曲げクセがはいっているもの、そして、onsoのケーブルのように細くて柔らかいケーブルでストレートのもの、3種類ありますが、私はワイヤー入りが好きです。

 ケーブル本体も非常にしなやかで巻きクセがつくような気配はありません。プレイヤーと接続して取り回ししても、自重で垂れ下がり、私にとっての理想の取り回しになります。非常に気に入っています。

SHURE SE846のリケーブル

イヤホンのリケーブル

 SHURE SE846を始めとする高級イヤホンでは、イヤホン本体とケーブルはコネクタで分離可能な構造になっていて、ケーブルのみを交換できる構造になっています。これ自身は、元々イヤホンのトラブルで一番多いのがケーブル断線等のケーブルに関するもので、そこをケーブルのみの交換で対応出来るようにするものでした。

 しかしながら、現在のイヤホン・コンシューマ市場では「リケーブル」といって、ケーブルを積極的に換えることで、より高音質を獲得する手法として、様々な「リケーブル」用のケーブルが販売されています。SHURE SE846もケーブルが分離できる構造になっていますが、この本体とケーブルのコネクタ部分が「mmcx(エムエムシーエックス)」と呼ばれる規格のコネクタで、このコネクタに対応していれば、SHUREが提供する純正品以外でも取付可能です。

 「リケーブル」による高音質化は、元々はケーブルに使用される線材の変化による効果でしたが、現在ではもう1つ別の意味での高音質効果があります。それが、いわゆる「バランス接続」というものです。

 バランス接続とアンバランス接続

 イヤホンを駆動している電気なので、+(プラス)とー(マイナス)があって、それを接続すると音の波(空気の振動)を電気信号に変換した電気の波がケーブルを伝わってイヤホンのドライバで音に変換されて、音がドライバから発せられます。

 一般的なイヤホンのコネクタは「3.5mm3極」になっています(iPhoneはリモコン付でリモコン操作信号が加わるのでコネクタが4極になっていますが、音声信号用としてはやはり3極しか使っていません)。イヤホンはR側/L側2つのドライバがあるので、それぞれに+、ーを取ると、本来、4極必要ですが、ー側をR側/L側で共通化することで3極になっています。これが「アンバランス接続」と呼ばれるもので、一般的なイヤホン・ヘッドホンはこれになっています。これは、自動車の配線でマイナス側の接続をボディーアースに接続(車体本体の金属部分をマイナス配線として利用している)するのと同じような考え方で、マイナス側を共通にすることで配線長を節約することが目的です。これに対して、「バランス接続」はマイナス側もR側/L側も別々になっており、4極になります。

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 「バランス接続」のメリットは「アンバランス接続」において発生する「クロストーク」という現象を防止することです。ドライバを駆動する回路は+/ー配線でループになっていますが、「アンバランス接続」の場合には、ー配線を共有することで、このループがR側とL側が一部くっついた状態になっています。このときに、片方のループに音声信号(電圧変動)を流すと、反対側に誘導起電力が発生します。この現象は、片方の信号がもう片方に漏れ出すような現象なので「クロストーク」と呼ばれます。「バランス接続」の場合には、左右のループは完全に独立しているので「クロストーク」は原理的に発生しません。これによって、「左右のセパレーションが良くなる」効果があります。

 バランス接続:逆位相信号による能率アップ

 「バランス接続」によるメリットは「クロストーク」防止だけではありません。より本質的な「バランス接続」の機能は、R側/L側それぞれで+側から正相信号を、ー側から逆相信号を送出して、ドライバ側で逆相信号のみ正相に戻してから信号を重複させることです。これにより、(1)途中で外乱ノイズが印加しても、ドライバ側での信号重複時に片方のみ相を反転するのでノイズ信号は打ち消し合い除去される (2)ドライバ側で信号を重複することで信号強度は2倍になる、ことになり、「アンバランス接続」に比べて、信号伝達能率がアップします。体感的にはよりメリハリのある音に感じることができます。

 「バランス接続」を実現するためには、プレイヤーが「バランス接続」に対応することが必要です。そして、「バランス接続」に対応したケーブルが必要です。イヤホン側は特に「バランス接続」に対応している必要はありません。私が持っている、プレイヤー(dap)のAK70は2.5mmバランス接続に対応しているので、SHURE SE846も「バランス接続」用のケーブルにリケーブルしています。「バランス接続」できるプレイヤーとリケーブルできるイヤホンを持っているのであれば、是非、「バランス接続」試してみて下さい。

おすすめのリケーブル

 と、いうわけで、SHURE SE846でのおすすめのリケーブルについて、若干紹介させてもらおうと思います。とはいえ、mmcxコネクタのバランスケーブルは結構たくさんのメーカーから商品化されています。ただ、定番と呼べるものはあるので、私が実際に試した部分も含めて紹介したいと思います。が、あくまで個人的な感想です。

beat audio supernova

 高品質リケーブルの定番といえば、やはり、beat audio社でしょうか?その中でも3兄弟とも言える定番商品の1つ目が、supernovaです。

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 高純度銅線胴体に銀メッキを施した導線を使用しており、高純度銅線による全域の音質改善と銀メッキによる高音域の煌びやかを感じることができます。残りの2種類もそうですが、beat audioのケーブルは、リケーブルによる音質の変化をはっきり感じることができます。

beat audio vermillon

  こちらは銅線オンリーですが、特殊なミネラルを添加しているそうです。ちなみに特徴的な赤色(名前の由来でもありますが)は被覆の色で線そのものの色ではありません。銅線なので、全域の音質改善が感じられますが、supernova以上に全域にパワフルさ・メリハリが加わる感じです。

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beat audio signal

 

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  こちらは銀線です。細い銀線をたくさんより合せて作っているそうです。これを黒い被覆で覆ったケーブルで、見た目もシックでかつしなやかなケーブルです。銀線なので、vermillionに比べるとsupernovaに近い、煌びやかさかと思いきや、vermillion的な全域改善なのでちょっと不思議です。とはいえ、vermillionとは傾向は異なり、より繊細さが加わるような感じです。ちょっと変わり方が地味かも知れません。

結局、どれがおすすめなのか?

 この3つはどれも使ったことがありますが、この3つから選ぶのであれば、私はvermillionがいいかと思います。全域に渡り力強さが加わる感じがいいです。ですが、私は現状ではこの3本のどれも使っていません。音質改善という意味では、どれもそれないに満足させてくれるのですが、やはり取り回しがよくありません。特に、supernovaは結構ケーブルが硬いので、取り回しに苦労します。また、このシリーズはイヤホン側は形状保持ワイヤー入りではなくて、始めからSHURE掛けのために屈曲しているタイプですが、supernovaの場合、ケーブル側のクセが強くて、イヤホンが持って行かれてしまう感覚でした。使っていると徐々にイヤホンのポジションがずれて来てしまい、どうしてもなじめませんでした。vermillionやsignalはsupernovaほどの硬さはないので、さすがにイヤホンが持って行かれることはないですが、vermillionはケーブルは柔らかいといえば柔らかいのですが、逆に収納時のケーブル巻き癖がついてしまい、使用時にケーブルが途中でくるくる巻いてしまうのが取れなくて、取り回しがすっきりいきません。signalもvermillionに近い状態で、vermillionよりはクセはつきにくいですが、やはり巻き癖は残ってしまいます。

 ポータブルで使うイヤホンとしては、音質改善よりも取り回しが良くてストレス無く使えることがより大切だと、私は考えています。beat audio3兄弟はいずれもケーブル外装を被覆で覆っているタイプですが、このタイプはどうしてもケーブルにコシが出てしまい、巻き癖が残ってしまいます。そういう意味では、JH-AUDIOのロージーやロクサーヌⅡに付属していたケーブル(moon audio製)は非常にしなやかで、イヤホンを装着して取り回したときに、ケーブルが自重で垂れ下がり、巻き癖とかは一切発生しません。これらのケーブルは外装を被覆では覆われていないので、そういう違いが発生してしまうのだと思います。

 今、使っているケーブルはそういう観点で選んだものですが、詳しくはまた別途、紹介したいと思います。

SHURE SE846について

 今、メインで使っているイヤホンのSHURE SE846について、です。f:id:yoshi01271973:20161029211502j:image カラーバリエーションがありますが、ブロンズを使っています。ゴールドつぽくも見える明るいブロンズで高級感が漂います。
 イヤホンに関しては、これまでに本当に色々なイヤホンを聴いてきましたが、本当に1周回って(と、言うか3周くらい回ったと思いますが(^_^;))、やっぱりここに戻って来てしまいます。2013年に発売ですが、未だに安定の人気機種です。
 SE846はBAを4基搭載した、3way4driver(highx1, midx1, lowx2)の構成です。これだけ聞くと、低音重視かと思いますが、実際には、いわゆる「モニターライク」のフラットなイヤホンです。低音から高音まで、特にどこかが強調されることも無く、しかし、どの帯域もよどむこと無く、伸びやかにしっかりした音像で聞かせてくれます。
 長く聴けば聴くほど、味わいの分かる、スルメのようなイヤホンです。まさに「原音忠実」を体現した機種でしょう。3年以上前の機種ですが、その特徴的なメカニズムはいまだに先進的であるとも言えます。

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 SE846に特有ともいえる2つのメカニズム、つまり、(1)lowユニットからの音をステンレス板10枚を重ねて作った音道を通過させることで、lowユニットから発せられる不要な中高域成分を減衰させる、アコースティック・ロー・パス・フィルタ (2)ノズル内のフィルタユニットをユーザー自らが交換できるギミック(バランス・ウォーム・ブライトの3種類)。最近になって、(1)(2)のメカニズム・ギミックを採用したイヤホンもありますが、発売当時は非常に先進的な機能でした。

 例えば、JH-AUDIOのロージーやロクサーヌⅡも使ったことがありますが、SE846と比べると、やっぱりドライバ数が多い(ロージーで6driver、ロクサーヌⅡは12driver!!)ので一聴した印象としては、SE846より音場がぐっと広がって、いい音に思えるのですが、長い時間聴いていると、SE846の「まとまった感」が、恋しくなってしまう感じです。思うに、多ドライバーのBAタイプも結局は3way3driverが一番バランスがよいのだと思います。ただ、BAはドライバの特性上、低音はそれほど得意では無いので、そこをlow側に2driverを割り当てて、さらに独自のロー・パス・フィルターを使うことで、上質の低音を実現したSE846は、ある意味、BA多ドライバーのイヤホンの到達点であると思います。それにロージーにしてもロクサーヌⅡにしても、やっぱり筐体が大き過ぎます(それに高すぎます(^^;))。
 高級なイヤホンであることには違いありませんが、昨今の高額化からすれば、こなれた価格帯に落ち着いていますし、質の良い中古品もたくさん出ているので、まだ試したことの無い方には、是非、オススメしたいイヤホンです。

EPSON scanがWindows10で認識しない件

EPSON scan

 EPSONのスキャナー付プリンタ複合機でPC上からスキャナー機能を使い、スキャンしたーデータをPC上のPDFやJPEGに取り込むソフトウェアです。
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 結構、久しぶりに使おう、と思って起動しましたが、スキャナーを認識できない、というメッセージが出て、EPSON Scanが起動しませんでした。前、使えていたのはWindows10にバージョンアップする前だったので、恐らくバージョンアップの影響だろう、ということでアプリの再インストールして見ましたが、状況は変わりません。

使用機種・使用環境について

 私が使っているのは、EPSON EP-805AWという機種です。

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 2014年くらいに購入した、まだ比較的新しい機種です。プリンタとPCの接続はWi-fi接続によるワイヤレス接続です。以前は、この環境でEPSON scanもWi-fi接続で使えたのですが、使えなくなっていました。

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 印刷はできるので、EP 805AWを認識していないわけではないですし、ましてや電源が入っていないわけではありません。

 この件を解決できたので、そのときの方法を書いておこうと思います。もし、おなじような症状でお困りの方は、試してみてください。但し、あくまで自己責任でお願いします(^^;)。

 EPSON Scanの完全アンインストール

 「EPSON Scanメンテナンスユーティリティ」を下記のリンク先からダウンロードして「EPSON Scanを完全に削除する」を実行します。

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EPSON Scanの設定」を起動する

 EPSON Scanを再インストールして、「EPSON Scan」と共にインストールされる「EPSON Scanの設定」を起動してください。

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 私のケースでは、完全に削除後に再インストールしても、やっぱりEPSON Scanは起動しませんでした(最初と同じエラーメッセージがやっぱり出る)。そこで、「EPSON Scanの設定」を起動して、スキャナーのIPアドレスを直接入力します。上記画面はすでにIPアドレスを入力した後ですが、当初は「更新」を押しても、スキャナーを自動認識することはありませんでした。そこで、「追加」ボタンを押して、手動でスキャナーのIPアドレスを入力してやると、うまく認識してくれました。

スキャナーのIPアドレスを知る方法

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 IPアドレスは、複合機本体の「セットアップ」「ネットワーク設定」から上記の診断レポートを印刷することができます。

 

JH-Audioの新製品イヤホン発表!!

Astell&KernのIRIVERとのコラボで魅力的なユニバーサル・イヤホンを発売しているJH-Audioから新製品の発表がありました。

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その名は、Michelle(ミッシェル)!!

これまでのユニバーサル・イヤホンも全て女性の名前が付けられてきており、4姉妹、とか呼ばれているので、その末っ子誕生で5姉妹、といったところでしょうか?

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BAドライバ3基の3way3driverの構成のようです。音道管はhighとmid,lowの2本でしょうか。

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筐体は最近流行りの3Dプリンタによる形成品のようです。樹脂製ということでしょう。上の4姉妹は第2世代で金属筐体なので、そこは違うようです。

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今回のイヤホンケースは、これまでの金属ケースから革製のようです。これもなかなかよさそうです。Astell&Kernとのコラボ商品なので、ケーブルもこれまで通り、3.5mmアンバランスと2.5mmバランスの2本が付属です。ケーブルはカスタムIEMで一般的な2pinコネクタです。

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ケーブル本体は、ケブラー芯線を銀線・銅線で巻き付けた、いわゆるハイブリットケーブルのようです。これも最近の流行りです。

 us価格で$499です。日本での価格や発売日はまだのようですが、楽しみです。

iPhoneアプリSuicaチャージでチャージができない!!

 今日は10月25日です。
(この画面は私の携帯の画面とは関わりのない画面です)

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 チャージ残高が少なくなっていたので、いつもの通り、ログインしてチャージしようとしたのですが、チャージ画面でいつも通り「CHARGE」ボタンを押しても、「通信ができません、通信環境の良い場所で再トライして下さい」みたいな、メッセージが出て、チャージできません。

 通信環境って……。iPhoneの他の機能は何の問題もなく使えているって。何いってんの?と、思って戸惑っていましたが、そう言えば、朝のニュースで、

  • 今日からApple PayによるSuicaサービスが開始

と言っていました。ははーん、なるほど。これだな。きっと、Suicaサーバー(そんな名前ではないと思うけど)にアクセスが集中しているのだな。と、いうことで、朝のチャージはあきらめて、昼頃になって、再チャレンジしてみたら、案の定、いつも通りにチャージすることができました。

 ネットニュース見てみたら、

ということで、「Apple PayのSuicaサービス開始によるアクセス集中で25日朝からチャージ機能が一時的に使用できなくなっている」のだそうです。モバイルSuicaのみの障害で通常のICカードでは影響ないそうですが、モバイルSuicaオートチャージ機能を設定している人でたまたま残高不足になっている人は、入場できても出場できない(改札で止められる)になってしまったことでしょう。

 この騒動に巻き込まれてしまった方には、ただ迷惑な話ですが、それだけiPhoneSuicaを使う人がいた、ということでしょうか?

スマホのFericaがうまく読み取れない件について

スマホのFericaが読み取れなく問題

 iPhone6からのiPhoneユーザーな私ですが、それ以前は、andoroidユーザーでした。ほとんどがXperiaでしたが、5台くらい乗り換えて来ました。全て「おサイフ携帯」機能はついていたので、モバイルSuicaEdyを使っていましたが、iPhone6に切り替えする前に使っていたXperia Z3のときに、ある日から急にFericaの反応が悪くなりました。モバイルSuicaで改札を通過するときも、一度でなかなか通れずに何回かで反応することが度々発生したり、コンビニでも同じようになかなか反応してくれず、と言う状態に陥ったことがありました。

 ググって調べてみると、同じような症状で困っている人が結構いることが分かりました。これについては技術的に原因追及しようとしても、スマホ(携帯キャリア)側・Ferica側共に、「原因は相手側だ」と言われて、解決が進まないことも、それらの方々に共通した問題のようでした。中には、スマホを分解して、Fericaアンテナを確認して、アンテナ配線が外れかかっていることを突き止めた猛者もいましたが、一般的なユーザーには自力でそうした技術的な解決は望めませんし、頼るべき相手もいない、というのが現実のようです。

 今回、自分がそういう症状に遭遇して、色々調べてみた結果としては、

  • Fericaはある一定の割合で反応が悪い個体が存在する技術である

というものでした。スマホに組み込みされた機能としてのFericaにそうした個体差があるのは、困った問題です。組み込みされているので、調子が悪いからといって、換えることができない(また、キャリア側もそうした対応を基本的にしない)ですから。そういう意味では、今、私がやっているパソリを使ったiPhoneでのSuica運用は、リーダー側もカード側も簡単に変更できる、ので、そうしたリスクには強い方法だと思っています。せっかくiPhone7に換えて、Suica利用したとして、その個体がたまたま調子の悪い個体で、うまく反応してくれない、となると悲しいことになってしまうので。

 iPhone7でのSuica利用が、いよいよ今月末から開始されますが、そのようなことが起きないことを祈るばかりです。私自身は、当分、iPhone6sでいくつもりなので、その辺りはしばらく様子見です。モバイルSuica対応もあり得るかもしれないですし。